京都の街中で静かに佇むクラシカルなカフェ、「フランソア喫茶室」 | MATCHA - 訪日外国人観光客向けWebマガジン
京都の街中で静かに佇むクラシカルなカフェ、「フランソア喫茶室」

京都の街中で静かに佇むクラシカルなカフェ、「フランソア喫茶室」

2016/01/31 Anna Namikawa

京都の街中で静かに佇むクラシカルなカフェ、「フランソア喫茶室」

80年以上変わらぬクラシックな魅力で、地元の方から愛されている喫茶店が京都にあります。

高いビルが立ち並ぶ四条河原町の大きな交差点の裏側、高瀬川沿いに立つフランソア喫茶室です。店名は画家のフランソア・ミレーにちなんで名付けられたそうです。

京都の街中で静かに佇むクラシカルなカフェ、「フランソア喫茶室」

こちらの西欧風な街灯がお店の目印。

フランソア喫茶室は現在の社長のお父さまである、立野正一さんが1934年に創業し、当時の店構えを現在まで大事に受け継いでいます。

「自由」に憧れ創業した”語らいの場”

京都の街中で静かに佇むクラシカルなカフェ、「フランソア喫茶室」

お店ができた当時の日本は、現在に比べ言論の自由が制限され、贅沢がよしとされない時代でした。

京都の街中で静かに佇むクラシカルなカフェ、「フランソア喫茶室」

創業者の立野さんはフランスの自由な国づくりに憧れ、思想や芸術について自由に語れる場を作りたいという想いから、フランソア喫茶室を創業したそうです。

内装を豪華客船のキャビンのイメージにしたのも、大海原を航海する船の「自由」さをお店に反映したかったから。

創業当時から変わらない、貴重な店内装飾

京都の街中で静かに佇むクラシカルなカフェ、「フランソア喫茶室」

照明や絵画は創業当時からのものを今も使っています。そんな歴史ある貴重な設備・内装・建物が評価され、2002年に喫茶室として初めて日本の登録有形文化財に登録されました。

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こちらの照明は貝殻がモチーフとなっています。

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天井にあしらわれているこちらの灯りも、実際に客船で使われていたものだそう。

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また、店内にはパリの地図やイタリアの名門貴族メディチ家の発行したモナリザの絵が飾ってあります。創業者の立野さんが東京まで買い付けに行かれました。

時間を忘れる、心地よい空間

京都の街中で静かに佇むクラシカルなカフェ、「フランソア喫茶室」

数あるお席の中でも、オススメはこちらのテラス席。心地良いクラシック音楽を聴きながら中庭を眺めていると、ついつい時間が経つのを忘れてしまいます。

京都の街中で静かに佇むクラシカルなカフェ、「フランソア喫茶室」

テラス席に座った際に注目してほしいのは、窓の向こうの景色。小ぶりのかわいい池の向こうは、ユニークな模様が描かれた塀になっています。

こちらの塀、実は手作りの瓦でできています。模様も「大海原」がモチーフとなっており、しっかりこだわって作られています。

京都の街中で静かに佇むクラシカルなカフェ、「フランソア喫茶室」

テラス席を含めた奥のお席は、13時以降に禁煙席として開放されています。

フランソア喫茶室イチオシのメニュー

京都の街中で静かに佇むクラシカルなカフェ、「フランソア喫茶室」

こちらのレアチーズケーキセット(1,100円)は、フランソア喫茶室こだわりの一品。

京都の街中で静かに佇むクラシカルなカフェ、「フランソア喫茶室」

由緒のあるホットコーヒーは、アラビカ種の豆をブレンドしたもの。フレッシュクリームの入ったウィンナーコーヒー(単品:580円)は創業当時から愛され続ける一品です。
京都の街中で静かに佇むクラシカルなカフェ、「フランソア喫茶室」

レアチーズケーキ(単品:550円)は大山牛乳の濃厚なクリームと、芳醇なデンマーク産のチーズを使用しており、ほのかなレモンの香りとブルーベリーソースがアクセントになっています。口の中に入れた途端にしゅわーっととろけてしまいます。このレアチーズケーキを求めて遠方から来られる方もいるそうです。

京都の街中で静かに佇むクラシカルなカフェ、「フランソア喫茶室」

“自分が「おいしい!」と感じたものお客さんに届けたい”という思いから、フランソア喫茶室では現社長の立野さん自ら日本中を訪れ、メニューに使う品の買い付けを行います。

長野県産の巨峰のぶどうジュース(850円)など、その他にもこだわりのメニューがたくさんありますので、ぜひお店に足を運んでみてください。

フランソア喫茶室を通して伝えたいこと

京都の街中で静かに佇むクラシカルなカフェ、「フランソア喫茶室」

「両親が80年前に作ったものを大事にしたい」最後に立野さんはそうおっしゃいました。

この喫茶室は、いろんな歴史の中でできたお店であり、その当時の雰囲気をそのまま残していきたい。そしてその想いを「押し付ける」のではなく、お客のみなさんに愛される形で守っていきたい、それが立野さんの願いです。

激動の時代を乗り越えてきたフランソア喫茶室で、ゆっくり自分と向き合う時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

次なる目的地へ向けて航海したくなる、そんな喫茶室です。

Information

フランソア喫茶室


住所:京都市下京区西木屋町通四条下ル船頭町184
営業時間:10:00〜23:00
定休日:12月31日・元旦のみ休日 夏季休日(2日)
Wi-Fi環境:-
クレジットカードの有無と種類:カード支払い不可
言語対応レベル:-
他言語メニューの有無:-
最寄り駅:阪急河原町駅
アクセス:出口1 木屋町南出入り口
価格帯:580円~
宗教情報:-
電話番号:075-351-4042
公式HP:フランソア喫茶室

著者

Anna Namikawa
Kyoto / Kameoka 「遠くて近い」を探りながら、肌で感じる面白さを綴っていきたいです。

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