京都に来たらまずは行くべき、「音羽山 清水寺」案内 | MATCHA - 訪日外国人観光客向けWebマガジン
京都に来たらまずは行くべき、「音羽山 清水寺」案内

京都に来たらまずは行くべき、「音羽山 清水寺」案内

初めて京都を訪れるのなら、まずは誰もが訪れる有名スポットに行ってみましょう。伏見稲荷大社や金閣寺に並ぶ京都の定番スポットのひとつ清水寺をご紹介します。

数多くの神社仏閣が集まる京都は、東京に並ぶ日本有数の観光都市です。有名なお寺や観光スポットの他にも、昔ながらの商店や職人の工房、銭湯(せんとう:大衆浴場)などが残っているため、日本の古い文化や伝統に興味のある方なら、何度来ても充実した旅を満喫できるでしょう。

とはいえ、初めて京都を訪れるのなら、まずは誰もが訪れる有名スポットに行ってみましょう。

伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)」や「金閣寺(きんかくじ)」など、定番のスポットを見て回るだけでも、数日間があっという間に過ぎてしまいます。

本日はそんな京都の定番スポットのひとつ「清水寺(きよみずでら)」をご紹介します。多くの観光客がたどるであろうルートに沿って、清水寺のポイントをひとつずつ観てみましょう。

参道を登り、清水寺の入り口へ

京都に来たらまずは行くべき、「音羽山 清水寺」案内

清水寺は京都市の東にある音羽山(おとわやま)に建っています。そのため清水寺を訪れるためには、坂道を登る必要があります。

三年坂(さんねんざか)や五条坂(ごじょうざか)などの参道(さんどう:寺社仏閣へ行くための道)を登るのは大変ですが、道沿いにはみやげ物屋や飲食店が立ち並んでいるので、退屈することはありません。

参道を登り切ると現れるのが、こちらの巨大な赤い門「仁王門(におうもん)」です。仁王門の右奥には「三重塔(さんじゅうのとう)」がそびえており、まさに京都のお寺らしい景観。そのためここでは、記念撮影を撮る観光客の姿をよく見ることができます。

京都に来たらまずは行くべき、「音羽山 清水寺」案内

三重塔を下から眺めた様子。真下に立つと、遠くから眺めるのとはまた違う迫力を感じます。

三重塔の横を通り過ぎ階段を登ると、ようやくチケットの販売所に到着。ここから清水寺のメインとなる施設に足を踏み入れます。拝観料は高校生以上が400円、中学生以下ならば200円です。

ゲートをくぐっていざ参拝!

京都に来たらまずは行くべき、「音羽山 清水寺」案内

購入したチケットを係員に見せ、ゲートをくぐって入場します。

京都に来たらまずは行くべき、「音羽山 清水寺」案内

入り口を抜けると最初に目に入るのが、こちらの錆びついた金属の棒。「鉄錫杖(てつしゃくじょう)」です。かつて修験者(しゅげんしゃ:山にこもって修行を行う日本特有の宗教者のこと)が奉納したもので、重さは90キロ以上もあるそうです。

ひとりでは持ち上げられないほと思い棒なのですが、これを持ち上げられると幸運が舞い込むと言われています。ちなみに棒の手前にある2つの小さな固まりは、「高下駄(たかげた)」。足に履いて使う、日本伝統の靴です。こちらも同様に、履いて歩くことができれば幸運が舞い込むのだとか。

京都に来たらまずは行くべき、「音羽山 清水寺」案内

ユーモラスな表情のこちらの人形は、「出世大黒天像(しゅっせだいこくてんぞう)」。おどけた顔をしていますが、立派な神様です。金運や商売運を向上させる神様ですので、気になる方はぜひ参拝してみましょう。造形がユニークなため、お守りとしても販売されています。

京都に来たらまずは行くべき、「音羽山 清水寺」案内

出世大黒天像のすぐ近くにあるのが、こちらの「ふれ愛観音(ふれあいかんのん)」。観音とは、日本各地で信奉されている仏様で、実は清水寺の本尊(ほんぞん:その寺のメインとなる仏様)も観音です。本尊には触れることができませんが、この「ふれ愛観音」には直接手で触れることができます。

ちなみにふれ合い観音の奥にある建物が、本尊の置かれている「本堂(ほんどう)」。清水寺の中心となる建物です。

本堂の中にはクツを脱いで上がることができます。

京都に来たらまずは行くべき、「音羽山 清水寺」案内

本堂の内部の様子です。ほの暗い空間は、とても幻想的でした。

京都に来たらまずは行くべき、「音羽山 清水寺」案内

そして本堂の目の前にあるのが、清水寺の象徴とも言える「清水の舞台(きよみずのぶたい)」。1000年以上昔から歌舞伎(かぶき)や能(のう)などの芸能が披露されてきたという、歴史ある舞台です。ときには相撲(すもう)が行われることもあったそうです。

清水の舞台は釘を使わずに組み上げられており、高さは4階建てのビルに相当します。舞台からは京都の市街を眺めることができます。

清水の舞台ができた当時の日本には、これほどの高い建物はとても珍しかったそうです。当時の日本人にとって、舞台の上から見る景色は非常にスリリングだったのでしょう。そのころの人々は、「清水の舞台から飛び降りて無事に済めば願いが叶う」と信じていました。

もちろん彼らの多くは命を落としてしまったのですが、現在でも日本では「思い切って行動すること」を「清水の舞台から飛び降りる」と表現します。

京都に来たらまずは行くべき、「音羽山 清水寺」案内

ルートに従って進むと、左手に階段があります。こちらは「地主神社(じしゅじんじゃ)」の入り口です。異なる宗教の施設である寺院と神社が同じ敷地内にあるのは、海外の方にとっては変に感じられるかもしれません。しかし日本ではこのような例が珍しくありません。

地主神社については、以下の記事をご覧ください。

参考記事:清水寺の中にある穴場神社、京都「地主神社」で叶う7つの願い

京都に来たらまずは行くべき、「音羽山 清水寺」案内

ここからルートは大きく回り込むようなコースをとります。山肌を沿うように進むと、奥の院(おくのいん)という建物に到着します。

奥の院は、清水の舞台と京都の街を写す絶好の撮影スポット。記念撮影をする旅行客も多いのですが、進行の妨げとなる場合がありますので、なるべく立ち止まらないようにしましょう。

奥の院を抜けると、下り階段が続きます。

京都に来たらまずは行くべき、「音羽山 清水寺」案内

階段を降り切ると、こちらの施設に行き当たります。頭上から3本の水が流れ落ちる「音羽の瀧(おとわのたき)」です。

流れているのは音羽山の湧き水で、「黄金水(おうごんすい)」「延命水(えんめいすい)」と呼ばれ、昔から尊ばれてきました。参拝者はここで水を汲み、体を清め、願い事を行います。いつでも行列ができる人気のスポットなので、早朝など観光客の少ない時間帯に訪れるのがオススメです。

ちなみに清水寺「清水(きよみず)」とは、清浄な水のこと。この音羽の瀧の存在が、清水寺の名前の由来になったと言われています。

京都に来たらまずは行くべき、「音羽山 清水寺」案内

音羽の瀧の裏側から見た清水の舞台です。このあとは、清水の舞台の足元を通り抜けて行きます。

京都に来たらまずは行くべき、「音羽山 清水寺」案内

最後は緩やかな下り坂が続きます。下り坂を通り抜けたら敷地の外に出ることができます。あとは他の観光スポットを目指してもよいですし、近くの商店でおみやげを買ったりひと休みするのもよいでしょう。

清水寺は非常に広いお寺で、いつでも観光客で混雑しています。すべてを隅から隅まで見て回ろうとすると、時間と体力がいくらあっても足りません。

本記事を参考に「こことあそこに行こう」「ここでじっくり時間を使おう」と、上手に旅のプランを立ててみてください。

Information

音羽山 清水寺


住所:京都府京都市東山区清水1-294
拝観時間:06:00〜18:00
※閉門時間は時期により17:30、18:30に前後することあり
※行事の時期には、夜間拝観が行われる場合があります
※12月31日は22:00〜終夜拝観可能です
定休日:なし
Wi-Fi環境:-
クレジットカードの有無と種類:なし
言語対応レベル:-
他言語メニューの有無:英語
最寄り駅:京阪電鉄「清水五条駅」
アクセス:清水五条駅から歩いて25分
拝観料 :高校生以上400円、中学生以下200円
宗教情報:仏教
電話番号:075-551-1234
公式HP:音羽山 清水寺

著者

Hiromasa Uematsu
MATCHAで編集やってます植松です。87世代。

関連タグ

関連記事

創業360年を超える和紙専門店「小津和紙」で手漉きを体験!
創業360年を超える和紙専門店「小津和紙」で手漉きを体験!
第1回MATCHA大賞(2016年上半期) 決定!!
第1回MATCHA大賞(2016年上半期) 決定!!
挽きたて抹茶の香り高さに感動。世界一新鮮な抹茶を味わえる和カフェ「かぐらちゃかプチ 浅草店」
挽きたて抹茶の香り高さに感動。世界一新鮮な抹茶を味わえる和カフェ「かぐらちゃかプチ 浅草店」
日本の伝統武道を体験!「SAMURAI TRIP」の剣道教室
日本の伝統武道を体験!「SAMURAI TRIP」の剣道教室
【海の京都】天橋立だけじゃない!地元の方に聞いた宮津市の5つの楽しみ方(後編)
【海の京都】天橋立だけじゃない!地元の方に聞いた宮津市の5つの楽しみ方(後編)
【海の京都】天橋立だけじゃない!地元の方に聞いた宮津市の5つの楽しみ方(前編)
【海の京都】天橋立だけじゃない!地元の方に聞いた宮津市の5つの楽しみ方(前編)