日本のことば事典「明治時代」 | MATCHA - 訪日外国人観光客向けWebマガジン
日本のことば事典「明治時代」

日本のことば事典「明治時代」

訪日旅行客向けに、難しい日本語や日本ならではの用語について解説します。今回は、日本の時代区分のひとつである「明治時代」についての解説です。

2015/10/15 MATCHA

明治時代(めいじじだい)」とは、日本の時代区分のひとつで、1868年に明治政府が成立してから、睦仁(むつひと)天皇が亡くなる1912年までの約44年間を指します。睦仁天皇は死後明治天皇と呼ばれるようになりました。

長く続いた武士の時代が終わり、天皇を中心とした新しい国づくりを目指して、中心地の「江戸」は「東京」と改められました。日本人は「明治時代」に、西洋文化を吸収し始めて近代化していくイメージを持っています。

ザンギリ頭をたたいてみれば文明開化の音がする

これは、諸外国との交流が盛んになってきた明治時代初期の流行り歌です。「ザンギリ頭」とは、ちょんまげ(※)を切り落としたヘアスタイルのことで、このヘアスタイルの男性は近代化した新しい人とされ、ちょんまげを切り落とすことが推奨されました。

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※ちょんまげ……明治時代以前の男性髪型の一つ。額から頭頂部の髪を剃って、残った側頭部・後頭部の髪を束ねて前方に寝かせた髪型。

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文明開化」は、明治時代初期に西洋文明が入ってきて、制度や習慣が大きく変化した現象を指します。日本人は文明開化と聞くと、洋装、靴、シルクハット、肉やパンを食べる風習や洋食、馬車などを思い浮かべる人が多く、「鹿鳴館(ろくめいかん)」という、政府が建てた迎賓館でダンスをする、洋装の男女の姿が象徴的です。とはいえ、一般庶民にとって洋装はまだ高価で、相変わらず着物を着ていました。

西洋と日本のコラボレーション

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明治時代は資本主義が発達し、産業革命を迎えました。昨年、世界遺産に登録された群馬県富岡市の「富岡製糸場(とみおかせいしじょう)」は、1872年に明治政府が近代化のために最初に設置した製糸場です。

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西洋と日本の技術が融合してできた世界最大規模の製糸工場で、建物も西洋のレンガ積の技術と、木で骨を組むという日本独自の建築方法が組み合わされたものです。現在もほとんど当時のまま保存されていて、中の見学もできます。

近代日本の基盤ができた明治時代に興味がある方には、愛知県犬山市にある「明治村(めいじむら)」がオススメ。当時の歴史的建造物が立ち並ぶ、巨大テーマパークです。施設内では蒸気機関車や路面電車、レトロなバスなどにも乗れ、ぐるりと回ればこの時代を楽しく体感できます。

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