【和食と器】六本木の「淡々菜」で、四季と器に触れる素敵な時間を | MATCHA - 訪日外国人観光客向けWebマガジン
【和食と器】六本木の「淡々菜」で、四季と器に触れる素敵な時間を

【和食と器】六本木の「淡々菜」で、四季と器に触れる素敵な時間を

2014/10/04 MATCHA

10月に入ると、日本は本格的な秋を迎えます。秋といえば実りの季節で、食欲の秋と呼ばれるシーズンです。古来から、季節の移ろいを料理に盛り込み、「旬をいただく」という概念を育ててきた日本の和食を、より一層美味しくいただける季節。

【和食と器】六本木の「淡々菜」で、四季と器に触れる素敵な時間を

「淡々菜」は、そんな和食の魅力を器と共に教えてくれる、少し珍しいお店です。美味しい旬と季節の移ろいを体感しに、六本木の街へ出掛けませんか。

内装もサービスも、全てが和食の演出の一部

暖簾をくぐると、秋の装いをしたカウンター席がお客様を迎えます。

【和食と器】六本木の「淡々菜」で、四季と器に触れる素敵な時間を

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こちらが、接待などでもよく利用されるという、お店で一番人気のある小上がりの個室です。春には桜、秋にはすすきなど、季節によって内装は変わります。

【和食と器】六本木の「淡々菜」で、四季と器に触れる素敵な時間を

写真右上の、照明で描かれた満月は秋だけの楽しみ。日本を訪れた外国人の方だけでなく、日本人同士の会食などでも利用したくなるような、落ち着いた個室です。

家庭料理のように愛が詰まった料理を、器と共に

和食のお店は数あれど、「和食と器」と謳う店は、そう数がありません。ここ淡々菜もそのうちの一軒。旬の素材を中心に、真心込めて作られた料理がこだわりの器と共にいただけます。

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凌ぎの先付。夜空に浮かぶ満月をイメージした丸い器です。

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こちらは、お造り。三日月を模った器で、繊細な雰囲気が漂います。

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お椀は蓋を開けると、満月とすすきが描かれている粋な器で供されます。

これらは、秋の始まりの時期のコース料理の一例です。月をイメージした器の数々は、いつまでも眺めていたくなるほど綺麗です。

「美味しい」を超えた何かを伝えたい

言うまでもないことかもしれませんが、料理は本当に美味しいです。素材の旨味に溢れ、思わず感嘆のため息が出てしまうほど。ですが、やはり気になるのは器の美しさです。主役である料理はさることながら、なぜ、これほどまでに器にこだわっているのでしょうか?

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その理由のひとつには、器を何通りにも工夫して使う一器三様や、実用性の中にある美しさを指す用の美の精神を追求していることが挙げられます。

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「器は料理の着物」という北大路魯山人(きたおおじろさんじん)の言葉に代表されるように、和食は器で表情を変えます。季節の葉を飾ったり、盛り付けに頭をひねるのもそのひとつ。和食の持つ魅力を最大限にして伝えたいという、店主や料理長の気持ちが具現化したものが、これらの料理なのです。

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でも「本当は、単純に器が好きで使い方を工夫したいだけなんです」ともオーナーは仰います。基本を押さえた上での遊び心。それが、「次はどんな料理と器が来るんだろう」と期待するお客さんのワクワク感、さらには季節感を表す和食の楽しみへと繋がるのかもしれません。

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鰹節削りに込められた想い

また、こちらのお店では料理長自らが実演する鰹節削りを楽しむことも出来ます。乾燥させた鰹を専用の削り器で薄く削るパフォーマンスは、外国人の方はもちろん、日本人にも喜ばれるそう。香り高い削りたての鰹節は、炊きたての白米に乗せていただきます。

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けれど、実はこのパフォーマンスにも「美味しい」を超える意図が込められています。それは、「生活に密着した文化としての和食を、伝え、残していきたい」という料理長たちの願いです。

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一昔前の日本の家庭では、鰹節削りは決して珍しいものではなく、夕食を待つ子供が暇つぶしに行うようなものだった、と料理長は当時を振り返ります。削った鰹節はそのまま食べたり、出汁をとったり、おひたしに振りかけたり……。そんな風に、毎日食卓に並ぶ日常の光景の一部であったそうです。

しかし、近年は鰹節が便利なパック詰めになって売られ、出汁は化学調味料に代替されるようになり、暮らしの中に鰹節削りが登場する機会は減りました。

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それは、ハウス栽培や養殖技術などの進歩によって年中同じ食材が手に入るようになった結果、日本人の生活から旬の概念が遠退きつつある事実と似ている、と淡々菜の方々は言います。

和食のお店として「美味しかった」とお客様から言われることはもちろん大きな目標です。ですが、訪れた人に味わい以外の気付きを得てもらえたら。そんな想いも、こちらのお店が大切にしていることの一つです。

気軽に訪れて欲しい和食のお店

「六本木で和食」なんて、自分には敷居が高い、そう思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、そんなことはないのです。和食という日本の文化は、本来日常の延長線上にあるもの。

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入り口の扉を開けば、和食への想いで溢れるお店の方々が出迎えてくれます。

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さぁ、あなたも、和食を堪能しに出掛けませんか。秋は、実りの季節です。米も、野菜も、魚も、全てが美味しくなる季節。そうそう、ランチは1,050円からあるようですよ。一度訪れたら、きっとあなたもこのお店のファンになってしまうはず。

Information

和食と器の店「淡々菜」


住所:東京都港区南青山1-15-18 リーラ乃木坂
最寄駅:東京メトロ千代田線乃木坂駅
アクセス:東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口徒歩1分
電話番号:03-3478-6229
定休日:日曜日、祝日
営業時間:昼食 11:30〜(L.O.14:30、15:00閉店) ※土曜のみ12:00〜
/夕食 17:30〜23:00(L.O.22:00)
言語:日本語
参考価格:7000円コース(写真の料理) ※季節により変動
公式HP:http://www.tantansai.jp/

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