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日本の伝統文化の継承者であり、芸術そのもの。ことばで魅せる「書道」とは

日本の伝統文化の継承者であり、芸術そのもの。ことばで魅せる「書道」とは

2014/06/03 KosugiUkyo

「書道」と聞くと、みなさんはどのようなイメージを持たれるでしょうか。

書の世界は、文化的複雑さと古い歴史ゆえに、これを取り巻く環境は現代においても良くも悪くも「日本的」なものです。子弟制度や階級社会の雰囲気が云々、などと堅苦しいお話をすることがこの記事の目的ではないことをはじめに断わっておきましょう。

日本の伝統文化の継承者であり、芸術そのもの。ことばで魅せる「書道」とは

私は書道家として活動している若者の一人として、「書道」の魅力と奥深さを、一人でも多くの人に伝えたいと心から思っています。

そこでまずはじめに、書道の概要をざっくばらんに紹介していきたいと思います。

そもそも「書道」とは

「書道」というと、ある種の堅苦しさを感じるかもしれません。日本では義務教育の国語科において、書道を学習することが義務付けられています。しかし、多くの人にとっては、残念ながらあまり楽しいものではないようです。というのも、書道の授業では、おしゃべりをすることは許されず黙々と文字を書き続けなければならないし、黒い墨で手や服が汚れることもあるからだと思います。

そもそも、「書道」という概念を正確に定義することは簡単ではありません。書道は、まさに日本語そのものの歴史とともにありながら、芸術としての性格をも同時にもっているからです。

日本の小中学校では「国語科」として書道を学習しますが、高等学校では「芸術科」の科目のひとつに分類されていることも、書道の複雑性を物語っています。

いろいろと書き連ねましたが、ここまで読んでくださった皆さんはこう思っていることと思います。結局のところ「書道」ってどんなものなの?と。

ずばりお答えいたしましょう。

書道とは筆を使って、硯で磨った墨を使って、紙に言葉を書く芸術です。

書道の基本の「き」

日本の伝統文化の継承者であり、芸術そのもの。ことばで魅せる「書道」とは

これは、あくまでも一般的な定義にすぎません。筆を使わずに手で書く書家さんもいらっしゃいますし、紙に限らず木や布など、その表現分野は今なお広がり続けています。とはいえ、今回は一般的な「書道」のお話。

根幹にある、書道の基礎からまずはご紹介してまいりましょう。

まずは、書道の表現の大部分を決定づける道具は

日本の伝統文化の継承者であり、芸術そのもの。ことばで魅せる「書道」とは

一言に筆と言えど、書道用の筆は羊やイタチ、馬など様々な動物の毛でつくられています。羊などの柔らかい毛は、しなやかな表現に向いていて、逆にイタチや馬などの硬い毛は力強い表現に向いています。

そして、作品の色合いを大きく決定づけるのは硯と墨です。

日本の伝統文化の継承者であり、芸術そのもの。ことばで魅せる「書道」とは
硯とは、絵を描く時のパレットのようなもので、墨をつくる小さな石造りの箱のようなものです。主に中国や日本各地で生産されています。この硯に水を注ぎ、墨を磨って液体状のものをインクのように使用します。

また、墨は煤(すす)を固めて固形にしたもの(手前の長細い黒いものが其れ)が使われますが、液体状になっているものも売られています。

これらの道具を使って、和紙に言葉を書いていきます。

日本の伝統文化の継承者であり、芸術そのもの。ことばで魅せる「書道」とは

手漉きでつくられる和紙は1,000年以上も保存ができます。昔の人々の「書」を現代も学ぶことができるのは、この和紙のおかげです。ちなみに日本の紙幣も、この和紙でできているのです。

さて、書道をする際に使う道具は、紹介した筆、墨、紙です。これらは、書道専門店はもちろんのことながら、大きな文房具店などでも安く購入することができ、「ちょっと書道を始めたい」という方はもちろん、海外の方へのお土産にもなるかと思います。

私が行きつけの書道専門店は、大久保駅の近くにある「キョー和」というお店です。色とりどりの和紙は、ラッピングなどにも使うことができるのでお勧めです。

次回は、書道で実際に書かれるテーマ(季節の言葉や日本語)について紹介したいと思います。どうぞお楽しみに。

Information

書道用品専門店 「新宿キョー和本店」


住所:東京都新宿区百人町2-21-23
営業時間:10:00~18:00
定休日:年末年始
Wi-Fi環境:不明
クレジットカード:可
最寄り駅:JR大久保駅、JR新大久保駅
アクセス:JR大久保駅、JR新大久保駅それぞれから徒歩5分
電話番号:03-3526-5518
公式HP:http://www.kywa.jp/index.html

著者

KosugiUkyo
文化の表現者であるべく、「思い」を表現する書を目指して書家をしています。クールな書を書き上げるとともに、デザイナーとしてパリコレへの参加を目指しています。

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