祭りを極めた地元の方々に聞く、浅草「三社祭」を楽しむ4つの心得 | MATCHA - 訪日外国人観光客向けWebマガジン
祭りを極めた地元の方々に聞く、浅草「三社祭」を楽しむ4つの心得

祭りを極めた地元の方々に聞く、浅草「三社祭」を楽しむ4つの心得

毎年150万人もの人が集まる、浅草一大イベント「三社祭」をより一層楽しむため4つの注目ポイントを紹介!

毎年5月の第3金曜日から3日間開催される「浅草三社祭」。毎年150万人もの人が集まるこのお祭。700年も続く三社祭は、どうしてこんなに人々を魅了するのでしょう? そして歴史あるこの祭りの極みを知る、地元の方々に見所と楽しむためのコツを4つ、教えていただきました。

100基の神輿が町で踊る!700年続く、浅草の「三社祭」とは

初日の「宵宮」で夜の祭りに浸るべし

祭りを極めた地元の方々に聞く、浅草「三社祭」を楽しむ4つの心得
写真:エイ出版社「エイムック 浅草本」P17より

「三社祭」に来たからには、神輿を見るのは絶対です。太陽に照らされながら踊る神輿も必見ですが、初日の夜5時半から始まる「宵宮」は、一味違った雰囲気を醸し出します。金曜日の夜、しかも食事時という比較的空いている時間帯、それぞれの神輿に飾られた提灯の明かりが神秘的です。

「明日を待ちきれない!」という氏子の方々が集まるので、その熱気は昼間に勝るとも劣らず、ゾクゾクとした興奮がこみ上げてきます。「三社祭は昼に行く」というイメージが強いからか、宵宮を知らない人も多いようです。それはもったいない! ぜひ夜も早寝せず、思い切って浅草の街へ繰り出してください。

町会それぞれの神輿を楽しむべし

祭りを極めた地元の方々に聞く、浅草「三社祭」を楽しむ4つの心得
Photo Credit: an.yonghua via Compfight cc

浅草には44の町会(※1)があり、それぞれが町会の神輿を持っています。もちろん「色」も違ってきます。

担ぎ手全員が揃いで着ている半纏(※2)がそのひとつ。本来は藍染で紺色が主流ですが、茶や緑といったカラーバリエーションも増え、柄も多種多様です。また、町会によっては「女神輿」と呼ばれる女性専用時間も設けられます。掛け声も低めの「セイヤッ」から、よく通る高音「サー!」の声に一転。こんな華やかな神輿は、なかなか見られないかもしれませんね。

神輿を見つつ、町会ごとの神輿を見比べてみるのはいかがでしょうか? その時には是非一緒に「掛け声」をかけてみて下さいね。

子供神輿に注目すべし

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そもそも「三社祭」は五穀豊穣を願った祭。氏子以外は神輿を担ぐことはできません。半纏を持っている人から借りれば参加できますが、祭衣装も値段が張るから今回はイイかな……と諦めてしまう方も多いかもしれません。しかし、実は参加できる方法があるのです。

それはずばり子供神輿! 各町会が子供用に発進させるもので、大抵昼から始まり、町会によって山車から小神輿、中神輿などを持っている町会もあります。神輿は基本的に祭衣装の着用が必要ですが、子供用ならば5,000円程度で購入できますし、、祭用のシャツとスパッツ、足袋などでも十分です。そして、浅草には祭衣装屋さんが多く、調達に困ることもありません。

祭りを極めた地元の方々に聞く、浅草「三社祭」を楽しむ4つの心得
Photo Credit: an.yonghua via Compfight cc

また、山車ならば完全に私服でもOKなところもあります。町会ごとにルールがありますので、係の人(町会半纏を着ていて、たすきなどをしている人)に一言声を掛けてみてください。英語が通じないことも多いので、「この子、参加できますか?」という言葉は覚えておくと良いかもしれません。大抵の子供神輿では担いでくれた子にお菓子を配っているのも嬉しいですね(筆者は大きなバッグがパンパンになるほどのお菓子を貰った思い出があります)。

ただ、あくまでも子供神輿、大体山車は9歳くらいまで、神輿は中学生くらいまでと決まっているため、身長によっては断られることもあります。それは、神輿を背負うときに肩の高さがバラバラだと危ないためです。ですので、とにかくその場でお問い合わせください。

お腹が空いたら屋台を巡ってみるべし

祭りを極めた地元の方々に聞く、浅草「三社祭」を楽しむ4つの心得
Photo Credit: Rekishi no Tabi via Compfight cc

お昼時はどこも混みます。ゆっくり食べるには行列に並んで待たなくてはならないし、少しでも祭を堪能していたい!という方には、屋台がオススメです。まず、浅草寺本堂の周り、特に本堂を正面に見て左側の西参道商店街と奥山おまいりまちに続く二本の通りには、毎年様々な種類の出店が並びます。

定番の屋台メシ(焼きそばやチョコバナナ)から、最近は変り種も(昨年はエスニック料理やらーめんバーガーなどが増えていました)まで、美味しそうな匂いを漂わせるので財布の紐にはご注意を!

また、三社祭の限定で、多くの飲食店の前に簡易屋台が開かれるのにも注目。ドリンクや、名物メニュー、テイクアウト用のためだけに作られたものなどもあります。

またまた3日間限定のセールをするお店もあり、町全体が一体となって盛り上がるのが浅草にとっての「三社祭」。せっかく特別な日ですから、普段と違った浅草の巡り方をしてみては?

人ごみには十分ご注意を!

祭りを極めた地元の方々に聞く、浅草「三社祭」を楽しむ4つの心得

今はこんなふうに、いたってふつうの通りですが、三社祭の最中は黒山の人だかりができ、前が見えなくなります。

とにかく混雑するこの3日間、残念ながらお祭り騒ぎのどさくさに紛れて、様々なトラブルが起きてしまうこともあります。そういった思いもかけないハプニングを避けるにはどうすればいいのでしょうか?

まず、神輿を見たい場合は動きやすい格好で行くことが大事です。特に担ぎ手さんたちは足袋を履いているので、ヒールのある靴で近くに行くと怪我などの原因になります。大きな荷物が引っかかって、人ごみから抜けられなくなることも。スリや引ったくりなども起きやすいので、荷物は少なめにしましょう。

また、お菓子を貰える子供神輿に参加する際や、屋台で買った食べ物のゴミを一時的に入れるためのビニール袋は、持っておくとなにかと役立ちます。お酒を飲んでいる方も多く、酔っ払った勢いで喧嘩が始まることも。暗くて人気のない場所には行かないよう、十分に気をつけてください。

心がけさえしていれば思い切り楽しめます。浅草の一大イベント「三社祭」で一緒にお祭り騒ぎに参戦しましょう!

(※1)町会とは町内の区民で組織された組合、集まり。
(※2)はんてんとは和服の一種で、江戸時代に庶民の間で着られるようになった短い上着。

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