100基の神輿が町で踊る!700年続く、浅草の「三社祭」とは | MATCHA - 訪日外国人観光客向けWebマガジン
100基の神輿が町で踊る!700年続く、浅草の「三社祭」とは

100基の神輿が町で踊る!700年続く、浅草の「三社祭」とは

江戸三大祭と称される浅草「三社祭」とは?初めて聞いた方でも分かりやすいように写真を用いて丁寧に解説しました。

5月に入ると、浅草のあちらこちらに提灯が取り付けられます。お囃子も聞こえてきて、何だか町全体がソワソワしているような。

それもそのはず、毎年150万人もの人が集まる、浅草一大イベント「三社祭」が近づいているのです!

5月の例祭「三社祭」とは

100基の神輿が町で踊る!700年続く、浅草の「三社祭」とは

三社祭りの正式名称は「浅草神社例大祭」。浅草で毎年5月の第3週の金曜から日曜の3日間にわたって開催される例祭で、神社にとっては最も大切なお祭です。今年(2014年)は16日(金)、17日(土)、18日(日)の週末に開催されます。

100基の神輿が町で踊る!700年続く、浅草の「三社祭」とは

浅草の行事と聞くと、浅草寺で行われるのかな?と思う方も多いのですが、「神様が宿った」神輿を担ぐこのお祭は、浅草寺の隣にある浅草神社で行われます。水の神様である「三社様」に、豊穣を願って神様のおわす神輿を担ぎ、町を練り歩くのです。

記録によると、昔は神輿を一度船に乗せ、隅田川から上陸する船渡御が行われていたとのことです。1312年に始まり、今年で700年を越える、伝統的な祭です。

「三社様」については、あとで詳しく説明しますね。

100基の神輿が町で踊る!700年続く、浅草の「三社祭」とは

神仏分離の風潮が強まった明治時代までは、「三社様」は浅草寺にも浅草神社にも一体として奉られていたため、今でも浅草寺とは縁深く、本堂の周りを多くの神輿が巡ります。

3人の神様にまつわる伝説

さて、名前にもある三社とはなにか。浅草寺の始まりに関わった3人の霊のことを指すと言われています。

ここでひとつ昔話を。

100基の神輿が町で踊る!700年続く、浅草の「三社祭」とは
写真:浅草寺公式HPより

628年、漁をして暮らしていた檜前浜成(ひのくまのはまなり)、檜前武成(ひのくまのたけなり)という兄弟がいました。ある日、彼らは隅田川で金の仏像を拾いました。いくら川に戻しても、何度も網にかかって戻って来る仏像を不思議に感じた二人が、その土地の文化人であった土師真中知(はじのまつち)に相談したところ、仏像が観音様であることが分かります。

僧となった土師真中知が現世利益仏の観音像を奉ったのが浅草寺であり、そして兄弟と土師真中知の亡き後に観音様のお告げで彼ら3人を祀ったのが浅草神社なのです。

地元の人々の間では、「三社さま」として親しまれています。今ではこの三社様の伝説については、仲見世の宝蔵門近くに絵巻が並んでいるので是非見てみて下さいね!

神輿といっしょに街中を練り歩こう

100基の神輿が町で踊る!700年続く、浅草の「三社祭」とは
Photo Credit: Valerie Fujita Images du Japon via Compfight cc

いよいよ開催間近の三社祭り。特に注目したいのは五穀豊穣、悪霊退散を願う「びんざさら舞」です。こちらは無形文化財に指定されており、現在は三社祭でしか見ることが出来ません。

また、日曜にのみ担がれる「本社神輿」は、一之宮から三之宮まであり、それぞれ順に土師真中知、檜前浜成、檜前武成の3人が祀られています。

毎年担当区域が変化し、今年は一之宮は西部16ヶ町、二之宮が南部16ヶ町、三之宮が東部12ヶ町で担がれます。本社神輿は重さが約1トン! 担ぐのに120人も必要で、迫力も熱気も桁違い。三社祭に来たならば必見です! しかし、その分人も多く集まりますので、観覧の際にはご注意を。

他にも浅草神社では、浅草の氏子(※1)44ヶ町の町会神輿が約100基、町中を歩きながら「セイヤッ、セイヤッ」の掛け声を響かせます。少し歩けば次々と神輿が踊っているのが見え、神輿同士がすれ違う場面も。じっくりとお祭を堪能するなら、町会神輿を追いかけて一緒に練り歩くのがおすすめです。

(※1)氏子とは神様を信仰する人のこと

Information

三社祭


開催地:東京都台東区浅草2-3-1
アクセス:各線「浅草駅」7番出口徒歩3分
日程:以下のとおり ※16日大行列は雨天中止
15日(木)19:30 本社神輿御霊移しの儀
16日(金)13:00 大行列執行、囃子屋台、びんざさら舞、手古舞、白鷺の舞
 15:30 各町御霊入魂式
 17:45 宵宮
17日(土)10:00 例大祭典行、各町神輿連合渡行
 12:00 東部発進、続いて南部、西部の順で続く
 17:00 巫女舞奉奏
18日(日)6:00 本社神輿宮だし
 8:00 各町神輿渡行
 日没 宮入り
 21:00 本社神輿御霊返しの儀
公式HP:http://www.asakusajinja.jp/sanjamatsuri/

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